牛肉や農作物のトレーサビリティ

●牛肉のトレーサビリティ

ICタグ トレーサビリティ

ここ数年、農作物や家畜品に対してトレーサビリティ(履歴管理)という言葉が話題になっています。
特に、BSE(狂牛病)の事件以来、牛肉に関するトレーサビリティは、生産者のみならず消費者からも大変注目されています。

そこで、牛が生まれたときから食肉として食卓に届けられるまで、徹底的に履歴が追えるよう、家畜をICタグで管理するシステムが研究されています。

動物につけるICタグは、国際的に規格が決まっています。体内に埋めるものですから、ICタグが腐敗しないような構造にしたり、逆に動物に炎症などが発生しないように配慮されています。

現時点では、日本ではまだバーコードによる管理が主流ですが、ヨーロッパでは国が地続きで伝染病に対する警戒が強いことから、古くからICタグが採用されています。
犬・猫などのペットも、管理のためにICタグを埋め込むことが義務付けられています。


●農作物のトレーサビリティ

農作物では、畑や栽培容器ごとにICタグで管理され、農薬をいつどこで何回使ったか、収穫時期はいつかなどの生産情報を細かく記録する作物が登場しています。
収穫後も出荷から市場、最終的に店頭でバラ売りされるまで、それぞれの段階で履歴情報を蓄積していきます。

消費者は、店頭の端末を使ってその食品の生産履歴を見ることができるようになります。
こうした取り組みは1農家が単体でできるものではなく、組合や農協など、ある程度まとまった団体が共同でメーカーと提携して導入を進めています。

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